ミャンマーに学校を設立して1年半が過ぎた。

今までしてきたことをまとめる。

①日本語学校を開き、病院と提携して看護士を育てるコースを開いた。

始まりの時は16名だったが、そのうち3名が早々に授業から脱退。
残りの13名は現在もレッスンを続け、日本語検定2級レベルのレッスンを
受けている。

N1レベルまで生徒の日本語レベルを引き上げなければいけないので、かなり
根気を必要とする。

生徒達も数名脱落しそうになりながらも、必死に喰らい付きながら頑張っている。


②ミャンマーに住む日本人に英語の学校を開いた。

こちらではほとんど日本人のための学校が無かったため、初めての挑戦だった。
(派遣している方はいるみたいだ)

会社で英語を必要としている方や、日常会話で英語を引き上げなければいけない方、
インターナショナルスクールで英語をもっと話せるようにならなければいけない
お子さん達など参加してくれている。

そして、日本に住んでいる方にも英語でミャンマーを学べるコースも作った。

ミャンマーでも旅行ついでに英語が勉強できる、わずか28日の観光ビザだが、
ミャンマーで文化などを英語で勉強しながら、ミャンマーで特別な体験をして
貰えるという目的で作った。

残念ながら、こちらのコースは教科書まで作ったものの、下記理由であまり集まらなかった。

・ミャンマーで英語が学べるという認知度が低い。
・なぜミャンマーで英語を勉強する必要があるのかという疑問。

今思えば当たり前の話だが、ミャンマーに旅行に来る目的やきっかけなど考えても、
誰もピンと来ないだろう。

いくら授業の内容を良くしても、それはミャンマーを目指す方々のニーズに
あっていないものだった。

このコースの教科書は、ミャンマーに来られたばかりで、ミャンマーをこれから知りたい
方々のために使う教科書に変更した。


③ミャンマー語の授業も始める

学習者がミャンマー語学習で使う教科書の難しさなどを見て、自分で教科書を作り、
出来がよさそうなら、ミャンマー語の教室も開くことを決める。

まずは、自分がミャンマー語の先生にミャンマー語を教えてもらい、日本語とミャンマー語の
文法の類似点を見ながら、教科書を作り上げていくという方法を取った。

ミャンマー語と日本語が似ている点がとても多いことから、面白いように教科書作りは進み、
ある程度、教科書のテンプレートが出来上がってから、ミャンマー語の先生達と意見を
交わしつつ教科書を作り上げた。

そして作り上げた教科書を実際に使えるか確かめなければいけない。
英語学習のために学校に話に来られた日本人の方々にミャンマー語のモニターも勧め、
フィードバックを貰い、作った教科書の修正を加えながら教科書を作り上げた。

結果、文法と会話を重視した教科書が出来上がった。
難解なミャンマー文字は授業をしている最中に少しずつ一つ一つ文字の意味も教えながら、
学べるものに出来上がった。

教科書を作成して、実際に自分もベーシックレベルだがミャンマー語検定に合格することが
できて、自信を深めた。


・これからの課題について

ミャンマーでクオリティーばかり高めることを試行錯誤していたと思う。
そして、それに対していつまでも満足できず、泥沼にはまってしまっている感じがしている。

この国はまだ民主化直後、スタッフや先生などもまだビジネス感覚が浸透していないのも、
理解している。

しかし、このままではそれらに足を引っ張られ続けて、沈んでしまう気もしている。

まずは上記で書いたように、ここまで作り上げてきたものを活用し、現状を踏まえつつ、
次の段階に進もうと思う。


続きます。